本を「買う」のではない形【コラム】

11月オープンののこのこ書店です。
色々準備をしていますが、思ったよりやらなければならないことがあって、ビックリしながら間に合うか不安な気持ちもあります。まあ、逆算していると間に合いますけどね!

本を「買う」のではない形

コンセプトを言語化して、キャッチコピーを作っていました。
のこのこ書店は「本を買う」のではなく、想いをめぐらせるところに持って行きたいなと思っています。まあ、もちろん売りますけどね。
でも、ただ販売するだけ。ではない形を作りたいなあと思ってですね。
色々考えています。

3冊くれれば、1冊持って行っていいよ。スタイルはそこから生まれていて。そのスタイルはずっと継続していこうと思っています。

ただ本を販売するわけではなく、ショップカードはしおりを兼ねて。
読んだ本へはさんでおけるような形にします。
読んでから、お持ち込み頂ければ、その内容などがゆっくりゆっくり伝わっていくような。
そんな本から繋がる人とのゆるやかな繋がりを作っていきたいです。

なんでそんなことするのか

多分、普通に販売する方が楽なんですよ。

しおりも、一応はチェックをしないといけないですしね。
匿名で、誰かが傷つくのは絶対に避けたい。

でも、好きな本を語るって、めっちゃ楽しくないですか?
「あ、それ好き!」って言ってもらったら嬉しいし。
でも、本って意外とそれするハードル高かったり。
「好き」って言う事って、ちょっと怖かったり。

自分の知識が試されているというか、「そんなこと、好きなのにしらないの?」って言われる恐怖感ってやっぱりなんだかんだ付きまとったり。

だから、匿名で「足跡」の残せる形を作りたいんですよ。
みんなが、なんとなく語って、みんなで「それいいよね!」って言えたらそれだけでいいじゃないのって。思っているんですよね。

だから、本を中心にめぐる想いが作れたらそれでいい。

環境問題や地域の活性化とか、そんな大きな目標はないんですよ。

みんなの「好き」を語りあえればいい。
そしたら、その「好き」が集まってくる場所になるじゃないの。

「好き」が自分を守ってくれるんだ。

でもいつしか、その好きが逆に自分を傷つけたりね。バカみたいじゃないですか。
だから、好きを守れる環境だったらいいよねって思っています。

ゆるく、限りなくゆるく

もう一つ、決めていることがあって。

「ゆるく、限りなくゆるく」
というのも、コンセプト。

のこのこ書店っていう名前も、そういうところから取っていて。
カメがキャラなんですけど、カメってゆっくり進む。万年生きると言われている。

カメは時間の流れが、一歩二歩くらい、遅いと思うんですよ。
精神と時の部屋みたいな。カメにとっての一日は、僕らにとって一週間くらいの感覚。

リクガメが好きで飼っていたこともあるんですけど、実際彼は寝てばかりいました。
寝てるか、飯食うか。たまに動く。動くときは実はめっちゃ速い。
でも、そのあとすぐに眠る。究極のめんどくさがりなんだろうなあ。

でも、その姿ってなんかいいじゃないか。

限りなく、ゆるく。のこのこ書店にいる時間は、外の時間よりもゆっくり過ぎてくれる形にしていきたいな。なんとなく、のんびりできたらいい。
そして、そういう本の販売が出来たらいい。

世の中、なんかせっかちじゃないですか?

毎日毎日、せっかちに日々は過ぎていきませんか?

仕事だから、仕方がないとはいえ。

僕ね、気を抜くのが苦手なんですよ。
肩に力が、大体毎日入っています。かたにちからバット。攻撃力は強いけど、空振りになる可能性も高いです。

そんな中で毎日過ごしていたら、たまにおぼれているような感覚になるんですよ。
ああ、苦しい。って。
これはもう、自分の性格というか、性質のようなものなので仕方がないと思っています。

ただ、どこかで息継ぎしないと。しんどくなっちゃうんですよね。

その息継ぎする浮島が、僕にとっては本です。漫画も小説も、全部のんびり読むことが、楽しかった。なんとか呼吸が出来た気がします。

毎日、あっという間に過ぎていく。終わりのないレースをずっと走り続けられる人もいれば、ちょっとは休憩させてほしい!と思う人だっている。
どっちがいいか、悪いかじゃない。どっちかを否定するわけでもない。

ただ、ひとりひとりにそのグラデーションがあってもいい。
だから、のこのこ書店があればいいと思っています。

匿名にしている訳

全部、基本匿名です。
しおりに挟んで頂く名前も、コミュニティも。もちろん実名で参加したい方は実名で参加頂いても全然OKです。そこに縛りは用意していません。

これは、濃い繋がりを作りたくないからです。
濃い繋がりを作りたくないと言えば、多少語弊がありますが。

さっきから何度も言っていますが、人にはそれぞれグラデーションがあります。
いい面もあれば、あまり人に見せたくない面もある。

でも、あまり人に見せたくない面は、はたして本当にあなたではないのでしょうか。
例えば一生懸命働いて、SNSでも輝いている人は、どこで気持ちを抜けばいいのでしょうか。

もちろん、誹謗中傷などは別。でも、だらっとする時間があっても、それは悪いことではないでしょう。
それでも、やっぱりそんな姿を誰かに見せることが出来ない人も沢山います。
甘えることが苦手な人。愚痴や弱音を言えない人。本音をついつい隠してしまう人。様々な人がいて、頑張りすぎちゃって壊れてしまう人も、本当に沢山います。
それを救いたい!とかたいそれた気持ちはありません。
ただ、寄り添うくらいはできると。そう思っています。

だから、匿名でいい。
自分のかっこいい一面は、一旦おろしましょう。

のんびり本読んで、一緒に「それ好き!」っていうだけでいいんです。

大体、人が生きて過ごす間に、ちょっとした時間も無価値なものは一つもないはず。

ひょっとこの仮面かぶって踊り明かしていましたしね。昔の人も。踊る阿呆に観る阿呆ではないけど、たまには仮面をかぶって踊り明かしたくなるもの。
どっちが本当の自分かなんて、どっちでもいいんです。

どっちも、きっとあなたなんだから。

おわりに

とにかく、そういった場所にしていきます。

そういった時間を作っていきます。

みんなが幸せを作れるように。
少しでも、何か出来たらそれだけで嬉しい。かな。

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