電子書籍と、紙の本と。【コラム】

11月3日にオープンしました「のこのこ書店」。
たくさんのお客様に足を運んでいただいていることはございませんが、ひとりひとりの方とゆっくりと繋がれた気がしていて、とにかくうれしいです。

電子書籍と、紙の本と。

現在の本屋さん界で、一番大きくて便利で良い本屋だな、そう思うのはamazonだ。
僕もAmazonは利用している。非常に便利だし、すぐ届くし、品ぞろえも豊富。本当に素晴らしいなと思っている。

kindle端末も、非常に読みやすくて、軽いのに本当に本を読んでいる感覚にもなる。

unlimitedも、もちろん登録しているし、たくさんの本を読む。
電子書籍は便利だ。
kindle端末がなくても、スマホからも見れる。
本を一冊、持ち歩く手間も減って、手軽に読むことができる。

行儀が悪いことは重々承知なのだが、僕はご飯を食べながら本を読みたい派の人間なので、両手を開けてスマホを立てて読めることは大変ありがたい。
行儀悪いのは承知の上だよ。

紙の本の話をすると、電子書籍反対の方が一定数以上出てくる。
紙の本万歳!電子書籍、嫌い!
もしくは
電子書籍万歳!紙の本、嫌い!

このどちらか。
両極端だなあ、と思っている。
どちらにもいいところがあるんだから、それを認めてあげたらいいと思う。

昔は、電子書籍なんて!と思っていたんだけど、使ってみたらこれまた。非常に良い。

紙の本は、思い出や所有欲を満たすというメリットがある。
好きな漫画や好きな本は全巻セットで揃えたいし。
あと、純喫茶で文庫本開いていたらかっこいい気持ちになってきたりもする。

実物がそこに存在しているというのは、非常に良いことだ。
何となく、そういうふうに感じる。

web飲み会なども増えてきている。緊急事態宣言でお店が開いていないときも多かったし。
しかし、その緊急事態宣言が明けて、お店で飲む時間はとっても幸せだと思うんだ。
なんとなく、何かがとても良い。
実際に会って、空気感を感じながら笑い合って楽しんで話が出来ると、それは嬉しくなってくる。

電子書籍が良い!紙の本が良い!ではない。
どっちにもその良さは必ずあって、逆に良くないところもあって、どちらも良いところを想像しながら使えばいいだけ。自分にとって一番良い形を選択して、選んでいけたらそれでいい。

本を読むと賢くなるのか

まあ、本屋さんをやっていて、こういうのもあれだけど。
本を沢山読んでいるからこそ、頭が良くなることはない。そして、本を沢山読んでいるからこそ年収が増えたり、仕事が出来る様になることも、実際にはない。

仕事が出来るようになるのは、仕事が出来る人であって、仕事を頑張ったひとだけだと思う。今、自分が頑張った分だけが大切である。

でも、本を読むのを否定しているわけではない。
本を読むと地頭が良くなったり、発想力が身についたりする。
考えたこともない前例に頭は向かないのだけど、本で疑似体験をしていたら案外と頭の中がスッキリしたりする。
本を読むことに見返りを求めちゃあいけない。
昔々の方々は、読み書きができる人の方が少なかったと聞く。
本を読むことはできなかった。自分の人生を疑似体験できる人が少なかったんだ。

今は、本を読める。知りたい内容、知りたい情報を知っていくことができる。
これは、本当に素敵なことじゃないか。
これだけでいい。無理に勝ち負けにこだわる必要はない。
読んでいる時間が、なんとなく楽なものになったらそれだけで十分なのではないか。

賢くなったところで何がある。どんないいことがある?
まあ基本僕はバカだからよくわからないけど、そんなもの気にせずガハガハ笑って過ごしていけるこの時間の方が大切だし、そんな僕に相談してくれる人がいる方が、僕は素晴らしいと思っている。

もはや、それだけ。
それだけで、いい。十分だ。

そんな時間を提供できる本屋でありつづけたいと思っている。

トップへ戻る
タイトルとURLをコピーしました